やたらと細長くて不器用、しかしシェイプはあくまでシンプルかつユニーク、そんなWスウィッシャー「麒麟」が8年振りに、少し器用になって帰って来た。
1stの不器用さも捨て難いが、2ndにはユニークさとわかり易さを同居させたかった。回り辛かったプロップは厚みと角度を変えて今ではクリンクリンと回転し、少し安定を欠いていたボディーはベリー部を削ることで跳ねずに水を噛む。
一番実現したかったのは、ロッドをひょいっと煽るだけで演出出来る、ショートもロングも思いのままの小気味よいジャーク。それに、スローリトリーブにもステディーに応えてくれるし、ベリーが面になったことでフラッシングだって期待出来る。麒麟2ndはそういうWスウィッシャーです。